はじめまして、林慶です。
ヒソヒソと準備を進めていたメディア、やっとお披露目できました。
Snese(スニーズ)と名付けました。アメリカのお菓子にありそうな名前ですね。
Sneseは英語のSense(感覚・感じ取る)をもじった造語で、派生語には「微細さ」を意味する「Sensitivity」という言葉もあります。
先ずは、初投稿なのでメディアを作るまでの経緯や目指すところなどについてです。宜しければお付き合いください。
「感覚的」に生きていきたい。
僕は今年(2020年)の3月に大学を卒業します。
「社会人」という肩書きを目前に控えた今、大学で得たものを振り返ると、まず頭に浮かんだのは「無知の知」でした。1つ学ぶと10の疑問が生まれ、「あぁ自分って何も知らないんだなぁ」という気付きがやって来る。そんな4年間でした。
アイデンティティという大きなテーマを中心に学んでいたので、その対象はいつも「ひと」。
コミュニティなる共通の感覚や、個人レベルで異なる視点、「こっち」と「あっち」では語れないもの。社会が誰しもに貼るラベル。働き方や生き方、家族の形、文化、言語、教育、芸術…触れる分野は様々です。
そして、その興味を抑えることが出来ずに無知の知を追いかけてばかりいたら、いつの間にか大学生活は終わりを告げていてのでした。
今後どんな道を進むのか、僕自身も分かりません。分かっているのはアイデンティティや言葉を大切にしながら「感覚的」に生きていきたいということだけ。
そして、そんな僕の表現の場、学びを共有する場として、Sneseをこしらえてみたのです。
「言葉」で語るメディア
「言葉」についてもう少し語らせてください。
Sneseはスピードを重視したサクッと読めるメディアではなく、「言葉」で語るメディアを目指します。
ネットが普及した今日の社会では、文字は言葉ではなく、記号になりつつあるように感じます。
SNSやメディアの強みでもある鮮度を否定する気は、毛頭ありません。単に「全ての文字がその基準に従うこともない」と言うのがSneseのスタンスなのです。
「ひと」の営みについて考える時、やはり言葉の持つ微妙な表情の違いや、伝え方にも気を配っていきたいもの。
手紙を書くように、大切な人とコーヒーカップを片手に過ごす夜のように、鼓動が聞こえてくるような「言葉」で綴っていければと思います。
「正解」は求めない
オピニオンメディアではありますが、これも大切にしていこうと思っています。
アイデンティティというテーマ上、それこそSensitive(微妙で慎重を要する)な内容を書くこともあると思うのですが、そこで「正解」を出してしまうことはその他の答えを否定する、ある意味で乱暴な行為になり得るからです。そして何より、個人の内なるものに視点を当ててく以上、第3者が結論を力尽くで出すことは本質的に不可能なのです。
たとえメッセージ性のある記事でも、それはシェアであって決して押し付けにはしません。
気付きを共有しつつ、敢えて曖昧な余白を残し、読者の方々が個々に考える隣にちょこんと座っている。そして一緒に、それぞれに考える。
そんなメディアを目指して少しずつ、少しずつ、更新していければと思います。
読者の方の声も是非お聞かせくださいね。
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と言うことで、最初の投稿はこの辺で筆を置きたい(厳密にはタイプ)と思います。最後まで読んでいただけて嬉しいです。
本日から末長いお付き合いになれば、それ以上の幸せはありません。
林慶(@kei_so_far)